Mastodon見聞録

1.はじめに

Mastodonを最近始めた

去年に引き続き発生した夏の凍結祭りの煽りを受けて

Mastodon自体は去年にもアカウントは作ってあったのだがあまりちゃんと調べなかったことと使い方がわからなかったので結局放置していたのだ

今回は去年の反省を踏まえて事前に下調べをし新規アカウントを作った

まだ1週間ほどしか動かしてないがこれまでの所感をまとめることで新規Mastodonユーザーの助けになればと思う

私はこれまでTwitterの沼に片足突っ込んできたのでどうしてもTwitterとMastodonを比べてしまうがそこはご了承願いたい

2.Mastodonの特徴

Mastodonの特徴としてインスタンス(鯖)、ローカルTL(LTL)、連合TL(FTL)が挙げられる

【インスタンス】

インスタンスとはサーバーのようなに区分けされそれぞれ管理者が存在している

インスタンスの中身は多種多様で管理者の趣味や目的によって様々だ

国内最大のmstdn.jpやニコニコ動画のドワンゴが運営するfriends.nico

果ては同志社や慶應と言った有名私学が運営する大学鯖もあった

カオスの坩堝のボスこと鮟鱇さんも自前でわくわく鮟鱇ランドを作っていることはあまりにも有名(なお詳細は不明)

【ローカルTL】

LTLとも呼ばれるローカルTLでは同じインスタンスに属する全ての公開アカウントのトゥートが流れる

文字通りすべてだ、フォロー外だろうと関係ない

そのためアカウントがまだ小さい段階でもこのLTLを見ていれば飽きることはない

tweetdeckのActivityを想像するとわかりやすい

【連合TL】

FTLとも呼ばれる連合TLはLTLより更にやばい

なんと自分と同じインスタンスのユーザーに関連するユーザーのトゥートがすべて表示されるのだ

やばい、さながら世界がヤバイ!って感じなのだが

実際FTLをのぞいて見るとまあ肉眼では追えないレベルでトゥートが流れて行くのでここに常駐するのは本当の猛者だ

3.Twitterとの比較

この2つのTLのおかげでMastodonとTwitterでは楽しみ方が大きく異なる

Twitterが好きな人をフォローして自分だけの世界を作り出すSNSに対し、Mastodonはフォローしているかどうかに関わらず今この瞬間の流れ(まさにタイムライン)を楽しむSNSなのだ

Mastodonの楽しみはTLを眺めその話題に参加するリアルタイムさに特化しているためFFかどうかでユーザーを区別したりFFが多い”アルファ”が存在しない(ほとんど影響がない)

発言力や影響力は均等で遡りがほとんどなくブースト機能(RTに相当)が弱いMastodonではバズりもない(というか誰も興味がない)

いままで深夜TLなどで「TLが遅い」「誰も起きてへん」などと愚痴っていた社会不適合者の皆さんには是非是非オススメしたい特徴だ

夜中でもLTLは活発で2000人弱フォローしてる私のTwitterアカウントの深夜TLと遜色ないかむしろそれ以上の活発さがあり飽きることはないだろう

4.ネガテイブ意見

ここまでべた褒めしたので今度は物足りないと感じたところを少々

まず新規さんにあまり優しくない

無数のインスタンスから好みのものを選びそこに専用のアカウントを作る

それだけでめげてしまう人も結構多いのではないか

それにアプリも多い

公式アプリのそんざいがあやふやで、インスタンス毎のアプリが存在していたりもするが完全にクライアント戦国時代の有様だ

機能も豊富でTwitter世界では今は亡きUser streamも健在だ

数が多すぎて比較対象が多すぎて素人には判断できないと言った感じ

何を隠そう私もアプリの選択に悩み何個も試してようやくTootdonという結末に至った

5.結論

以上をまとめるとMastodonとはタイムラインに重きを置いたSNSであり臨場感はあるが、選択肢の多さが逆に新規参入を難しくしているように思う

この点を捕捉するような解説記事などが増えれば社会不適合者の新たな憩いの場となるであろう

コメント

  1. nininga より:

    結局あの盛り上がりはどこに行ったのかねぇ