CORAL | カオスの坩堝 https://anqou.net/poc Chaos is not kaos. Sun, 09 Dec 2018 15:05:16 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.1 https://anqou.net/poc/wp-content/uploads/2018/02/9dc10fe231765649c0d3216056190a75-100x100.png CORAL | カオスの坩堝 https://anqou.net/poc 32 32 NEYCでの一日 https://anqou.net/poc/2018/12/09/post-2330/ https://anqou.net/poc/2018/12/09/post-2330/#comments Sun, 09 Dec 2018 14:53:48 +0000 https://anqou.net/poc/?p=2330 お久しぶりです。坩堝で一番日本語が下手なCORALです。

昨日と一昨日は高校の同窓会みたいなイベントのために東京に行ってきた。コミュ障であまり交流できなかったけど…懐かしくなったので、中国での高校生活について語りたいと思いました(><)

~NEYC高校三年生の一日(例)~

6:00 起床・朝ごはん
6:50 朝の自習
7:40 数学
8:30 日本語
9:20 国語
10:00~10:30 体操タイム~
10:30 物理
11:20 英語
12:00~13:30 昼休み~
13:30~13:50 ホームルーム
13:50 化学
14:40 数学
15:30 自習
16:20 自由活動
17:00~18:00 晩ごはん
18:00 テスト
19:00 自習
20:00 自習
21:10~22:00 夜食・寝る準備

私が通っていた中国・瀋陽の東北育才学校(NEYC)は全寮制で、朝七時から九時まで学校があった。

普段の授業は1コマ40分、休憩時間10分。一日10コマ以上とか、考えられないほど大変そうに見えるだけど、わりと充実していて楽しかった。高校はルールが多かったけど厳しくはなかった。例えば、恋愛禁止だ(けど、イチャついたりさえしなければ見て見ぬふりする先生が多い)。制服のダサいジャージは毎日着ないといけない(けど、ジャージの中に痛ティーを着て、先生がいないときだけジャージを脱いでテンションをあげる人もいた)。授業の雰囲気も緩くて、授業中は雑談が多かった。携帯ももちろん禁止だ(けど、みんなお布団の中でこっそりいじっていた)。写真は二三年前の自分…

授業中の飲食はよくないけど、先生も生徒もそれほど気にしていないらしい。アフタヌーンティーって言って自習の時にケーキを食べながら宿題を解いていた友達もいた(* ´艸`)。休み時間はリンゴをかじったりお菓子を奪い合ったりしていた。毎週月曜日の朝は大量な食べ物を持ってピクニックの気分で学校に向かっていた。

日本の高校は部活動が盛んだけど、中国の高校は部活がないのが普通らしい。高校に同好会みたいな組織はあったけど、あまり頻繁に活動していなかった気がする。運動したいときは休み時間に友人と適当にグランドでバスケ、卓球やテニスなどをやったり、運動機材を使ったりすることができる。といっても、運動量は日本の運動部と比べにならない。

全寮制の進学校(と言っても中国で20位)だから勉強が大変そうだと、よく言われるけど、毎日十時に電気を消されて8時間睡眠は保証されて、とても健康的な生活を送っていた……(なお現在は……)

出身校の東北育才学校をググったら、「日本の名門大学へ!爆受験!」みたいな記事がいっぱい出てくると思う。

しかし残念ながら、母校はそのうち実績が悪くなるかもしれない…

NEYCは中高一貫の学校で、今までは一万人ぐらいの小学六年生から400人を選ぶ選抜試験を行ってきたが、このような選抜試験は今政府に禁止されるようになった。

高校編入生を増やす噂も聞いた、詳しくは知らない。

さらに細かいことをいうと、「東北育才学校」と「東北育才外国語学校」の名前は似ているが、実は全く違う学校だ。私が通っていたのは前者で、日本語の授業を受ける選択肢はあるけど、九割の人は普通に高考(ガオカオ)を受けて中国の大学に進学している。後者の育才外国語学校は京都にある関西語言学院の松尾校長が(育才の名を借りて)作った、外国の大学に留学するための学校だ。

中国で日本語をやっている学校はめったにないけど、私が犬夜叉にドはまりして、どうしても字幕や吹き替えに頼らずに気持ちよくアニメたちが見たかったから、日本語を勉強できるところを選んだ。そして、選んでよかったと思っている。

 

先輩が卒業記念に作った高校生活についてのビデオ↓(英語字幕付き)

东北育才学校高中部2014届毕业微电影「Momentos 我们的诗」 标清
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瀋陽のお寿司 https://anqou.net/poc/2017/12/28/post-861/ https://anqou.net/poc/2017/12/28/post-861/#comments Thu, 28 Dec 2017 14:53:17 +0000 https://anqou.net/poc/?p=861 初めまして、中国東北の遼寧省瀋陽市  出身のCORALです。

私の故郷では、生魚が苦手な人がわりと(すくなくとも日本よりは)いる。生魚を好む人の割合が小さいからか、スーパーでも生食用のお魚はあまり見かけない。私は中国でサーモン以外の生魚食べたことがない。母はサーモンが好きでよく食べるけど、父は生魚がとても苦手で、おじいちゃんおばあちゃんの世代なら「生魚を食べる」という概念がないらしい。しかし、こんなところでもお寿司のチェーン店は人気を集めている。

 

「町田寿司」(dīng tián shòu sī)というチェーン店は高校の近くに店があるので、よく食べていた。

「お寿司」のお店のメニューはこちら。

….とりあえず巻き巻き巻き寿司

基本的にお米に具(メニューによって胡瓜、沢庵、卵焼き、ハム、かにかま、ツナ缶…)を乗せて巻いて切るパターンか、具を入れて巻いてから上に何かを乗せるパターンになる。醤油とわさびはこちらと同じだけど、なぜか隣によく薄切りした紅しょうがが飾られている。

こんな感じで宅配してくれるのでとても便利なので、よく友達とまとめて注文して食べていた。(左上は紅しょうが…)

辛味タコ(赤)と海藻(緑)がおすすめです(食べないだろうけど(* ´艸`))

 

「争鲜回转寿司」(zhēng xiān huí zhuǎn shòu sī)というチェーン店は実家の近くのデパートに店がって、何回か行ったことがある。

一皿約100円の回転寿司だけど、店によってテイクアウトのバラ売りコーナーもある。

ここのメニューは比較的に日本のと似ている。生魚はサーモン、鯖、マグロなど3~4種類で、焼き魚やかにかまサラダ、コーンサラダ、ツナサラダ、わかめ、辛味噌で炒めたタコやホタテなど色んなネタがある。調理済みの魚介類の割合が大きい気がする。

もちろん、分かる人しか分からない一部のレストランではちゃんと本場の味がある。本当の日本料理の値段と味を受け入れられる人は限られているかもしれない。

 

「お寿司が…こんな姿に…!」と思うかもしれないが、そうアレンジされるのも仕方ないと個人的に考えている。日本の中華料理みたいに、かなり現地の人の口や好みに合わせているだろう。

 

日本の中華料理についてどう思う…?

って聞かれたら空気を読んで「美味し!好き!」って答えるべきだけどどうしても反応が遅くて、微妙な表情がさきに察されてしまう。

全然まずいと思わないけど、中国では中華丼も天津飯も食べたことない。天津じゃなくて瀋陽で住んでいたから天津飯を知らないって思っていたが、天津の友達に聞いてみたら

天津飯ってあるの?!?!?!?魔剤?!?!??

って感じだった

中国でも「日本豆腐」(rì běn dòu fu)って円柱状の玉子豆腐っぽい食べ物が売っているのでお互いさま…

 

百度(bǎi dù)で「寿司」、「日本豆腐」、「天津饭」の画像を検索してみた。

 

瀋陽でよく食べていたお寿司について書いたけど、同じ中国でも場所によって食文化や飲食店が大きく違うかもしれない。

 

この記事は「カオスの坩堝 Advent Calender 2017」の28日目の記事でした。29日目はniningaさん担当の予定です。

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