ばーたー | カオスの坩堝 https://anqou.net/poc Chaos is not kaos. Sun, 02 Dec 2018 16:06:26 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.1 https://anqou.net/poc/wp-content/uploads/2018/02/9dc10fe231765649c0d3216056190a75-100x100.png ばーたー | カオスの坩堝 https://anqou.net/poc 32 32 大西沙織、すきだ…… https://anqou.net/poc/2018/12/03/post-2052/ https://anqou.net/poc/2018/12/03/post-2052/#comments Sun, 02 Dec 2018 16:06:26 +0000 https://anqou.net/poc/?p=2052 「大西沙織がすきだ……」

「大西沙織がすきだ……!」

「大西沙織がすきだ!」

???「グリフィンドォォォォォル!!」

「\パンッ/ヨッシャアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwww(高い声で)キタァwwwwwwwwwwウワァヤッタアアアwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

ということで「佐倉としたい大西 EVENT TOUR 2018 TOKYO←OSAKA」大阪夜の部に行ってきましたのでそのレポ的なサムシングです。

 

12月2日9時。遅めの起床ののち余裕をぶっこいていつものようにYouTubeでQuizKnockと夜桜たまの動画を2時間くらい見ていると、としたいのグッズの一部に売り切れが出てきている情報が入ってきました。

僕は地の利を活かして1時間ほどで現地に赴きました。ほしいと思っていた小物類はすでになく、パンフとTシャツとマフラータオルのみを買いました。最低限欲しかったものは買えたのでギリ耐え。

 

さて、なんやかんやで時間を潰して開場時刻の17時には会場付近にやってきました。女性のオタクが少ないなりにそこそこいてすげえっつってました。しかも男がピンキリなのに対して皆さん綺麗。たぶんあやねるのファン層的に綺麗な人、綺麗を気遣う人が多いんですかね。

開場するとすぐに席につくことができました。席は15列12番。少し真ん中寄りでステージからもめちゃくちゃ遠いわけではなかったので心の中でガッツポーズ。ちなみにどうでもいいんですが、なまじ線形代数をやっているが故に列というのが行列で言う行を指していて違和感しかありませんでした。

こういうイベントに来るとファンの年齢層を知れて楽しいなあ。若い人が多いなあ。今日のイベントはどんなコーナーをやるんだろう。BGMにあやねるの彼女の村川梨衣、大西沙織の彼女の水瀬いのり、東山奈央、小倉唯の曲が流れてる。水瀬いのりの曲がやたら多く流れるなあ。そんなことを考えているとすぐに開演の18時になってしまいました。待っている時間も楽しいとしたいイベ最高ですね。

 

18時。開演。ここからは僕が特に覚えていることをできるだけ正確にダイジェストで。

あやねると大西沙織が出てきました。あのですね、

めちゃくちゃかわいい。

よく言うじゃないですか。「実物の方がかわいい」ってやつ。まさにそれ。脳内フォルダに保存するために目をカメラのレンズにしました。

1回目のラジオアワードを受賞した時にも言っていましたが、やはり2人もファン層が気になるようで、まずは年齢を聞くところから始まりました。あやねるが「10代の人ー?」と聞くと僕を含めかなりの人数が手を挙げました。するとあやねるがもう少し刻みだして「10代前半は?」。大西さんが「さすがにそれは」と言ったのも束の間。僕が確認できただけで2人が手を挙げています。うち1人に声をかけるあやねる。なんと14歳。

あやねる「親御さんと一緒なのかな?」

本当に隣に母親が座っていることが判明。

あやねる「どっちが(としたいに)興味ないんですか?」会場大ウケ

しかし両方とも興味があるとのこと。母子で声優趣味が合うとはすごい。

その後も聞いていくと最高齢は50代の男性。またもや父娘のようですが今度はお父さんの方が興味がないそう。

あやねる・大西さん「名前だけでも覚えて帰ってくださいね」

と芸人のようなあいさつで年齢トークは終わりました。

次はフリートーク。あやねるが自分のWikiのページに貼ってある画像が半目になってるから直してほしいと言ったことに対して(ちなみに該当画像はすでにWikiから削除されている)。

大「全然綺麗じゃん!そんなことより私なんて大西沙織って打ったら『大西沙織 ゴリラ』のサジェストいまだに消えないんだからね?!」

実際に「大西沙織 ゴリラ」のサジェストは出てきたがそれ以外に「大西沙織 かわいい」も出てきたようで、大西沙織が素で照れてました。かわいい。

次はゲストの加隈亜衣を雑に呼び込んだ後さむろとうねると江戸西コナン(安室透と江戸川コナンのオマージュ。今年の大西沙織の誕生日回参照)が出てきました。コーナーとしては、12月2日が誕生日である水瀬いのりのために、水瀬いのりに関する事件や問題を解決してその報酬として水瀬いのり誕生会に使うお金をもらおう、というもの。何問かある中で「水瀬いのりが最近感謝しているものは?」という問題に、「ふだんからいのりっくまねる大西沙織として仲良くしている自分たちだろう」と3人。無情にも「ブー」と不正解の音が鳴りましたが、加隈亜衣が正解である「ニキビパッチ」を答えました。正解は正解でしたが、「感謝を向けられるのは自分たちよりもニキビパッチなのか」「3人合わせてもニキビパッチに負けるんだね……」と3人。

セブンイレブン新歌舞伎座としたい店では、大阪疎外感でいつものように大西沙織が1人ステージに取り残されて喋りを要求されました。しかしここは大西沙織つよい。即興で加隈亜衣への感謝の歌をうたい始めました。

「(ジングルベルのメロディーに合わせて)かっくまさーんかっくまさーんかくまさんー マウスに所属する声優さん ヘイ いいママ~いいママ~私の保護者 いつもお世話してくれてありがとう♪(うろ覚え)」

床に崩れ落ちる大西沙織。興味なさそうにステージに戻ってきた2人に「私メンタル強くない!?」と言ったところでめちゃくちゃ笑いました。大西沙織の即興でクオリティの高いものをやりだすところが本当に好きです。

 

とまあそんなこんなでイベントは終わりました。改めて自分の書いた文章を読み返しましたがひどいですね。だいぶ説明の部分が多くなってしまって楽しかったところを伝えきれてない感がありますが自己満足兼備忘録的なレポなので許してください。

とりあえず言いたいのは大西沙織をより好きになってしまったということですね。ガチ恋ではない。決して。多分。きっと。May be so, may be not.

来週には東京でのイベントということで、行かれる方は楽しんできてください。少なくとも大阪ではとても楽しく笑わせてもらいました。

ちなみにですが、としたいDVD第2弾が予約開始されているのでオタク諸兄はぜひ(ダイマ)。

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すきあらば自分語り ~ばーたーの場合~ https://anqou.net/poc/2018/12/02/post-2050/ https://anqou.net/poc/2018/12/02/post-2050/#comments Sun, 02 Dec 2018 13:09:15 +0000 https://anqou.net/poc/?p=2050 一方その頃、ばーたーくんはプログラミングに出会わなかった。 -完-

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8月32日◎ https://anqou.net/poc/2018/09/01/post-1954/ https://anqou.net/poc/2018/09/01/post-1954/#comments Sat, 01 Sep 2018 14:59:18 +0000 https://anqou.net/poc/?p=1954 ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│ │ │ │ │ │だ│一│す│な│な│き│ │8│
│ │ │ │ │ │っ│日│ば│い│ん│ょ│ │月│
│ │ │ │ │ │た│ │ら│ │に│う│ │∵│
│ │ │ │ │ │ │ │し│ │も│は│ │日│
│ │ │ │ │ │ │ │い│ │ │ │ │◎│
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└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

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8月8日 くもり https://anqou.net/poc/2018/08/08/post-1798/ https://anqou.net/poc/2018/08/08/post-1798/#comments Wed, 08 Aug 2018 12:59:41 +0000 https://anqou.net/poc/?p=1798 8がつ8にち くもり

 

きょうも なんにも しなかった

 

なにも しないを

していた

 

あしたは おそらを みれるかな

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ボルダリングノススメ https://anqou.net/poc/2018/03/25/post-1314/ https://anqou.net/poc/2018/03/25/post-1314/#comments Sun, 25 Mar 2018 12:06:07 +0000 https://anqou.net/poc/?p=1314 さて。タイトルをヤマノススメ風に書いた時点で僕の目的の半分が達成されたわけではあるが。投稿大会ということであるから、頑張って本文を書き進めていこう。

 

あなたはボルダリングをしたことがあるだろうか。僕はこれまでただの一度もやるつもりはなかったし、これからもずっとやることはないだろうと思っていた。しかし高校同期の一人にこう言われたのだ。

「なあばーたー、ボルダリングやらへん?」

正直中学で部活を引退して以来運動と言えるような運動をしてこなかった僕にはかなり大変だろうし断ろうかとも思ったが、やはり高校同期のお誘いを断る選択肢は考えられなかった。

 

ということで高校同期4人でボルダリングへと向かった。どうやら3人は経験者らしく、初心者だった僕だけはまず初回登録料として1500円を支払わされた。高い。次に初回だからと1人だけ4,5分間施設等の説明動画を見せられた。面倒くさい。ちなみに1200円で90分間、もう400円支払えば1日フリータイムという金額設定になっており、僕たちは90分間のコースを選択していた。説明動画の時間が90分間の中に組み込まれていた。せこい。

 

ぐちぐち言うのはこのあたりにしておこう。動きやすい服装に着替えて専用のシューズを履いたらさあ登ろう。難易度が10段階くらいに分かれており、それはホールド(手や足を置くところ)の近くに貼ってあるシールの色で判別できる。同じ色のシールが貼られているホールドを使ってスタートからゴールまでたどり着くことができればクリアーだ。まずは1番簡単なものから始めてみた。これは難なく登ることができた。次は難度を1つ上げてみる。ホールドが持ちにくくなったりその数が減るために、登り始める前に頭の中であらかじめルートを考えておくことがより重要となってくる。僕ともう1人は1,2段階ばかりやっていたが、あとの2人は4段階めまでやっていた。こればかりは経験や身体的能力の差があるだろうから仕方ないものだろう。決して僕がぐうたらヒキニートをやっているのが悪いわけではないのだ。たぶん。

 

しかしこのボルダリング。登る達成感のためだけにやるものだとばかり思っていたがそういうわけでもないのだ。もちろん登りきることができれば嬉しいが、ここに足を置いてあそこに左手を置いて~とルートを考えたり、友だちが登っているところを見たり、一緒にルートを考えたりと、そういう時間が楽しいものである。また行きたいと思えたし、次回行くときまでにはもう少し体を鍛えておきたいものだ。

 

ちなみに、90分間もやれば十分に腕がだるくなってくるのでフリータイムなどできそうもなさそうだ。誘ってくれた高校同期も翌日には腕の痛みでドアを引くこともできなくなると言っていた。しかし僕はボルダリングを終えてからはだるさを感じるもののそれほど深刻でもないのではと思っていたのだが、その翌日。肘から手首までの部分がパンパンに張っていて、少し力を入れただけで痛さで悶えるほどであった。そこで、これを読んでボルダリングに行ってみようと考えたあなたに僕からアドバイスを1つ。

 

ボルダリングに行く前日にはしっかりシコっておけ。腕の痛さでシコれなくなる。

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これからも私は https://anqou.net/poc/2017/12/31/post-946/ https://anqou.net/poc/2017/12/31/post-946/#comments Sun, 31 Dec 2017 03:21:07 +0000 https://anqou.net/poc/?p=946 この世界には”裏”というものが存在しない。いつも私に見えている部分が表だとするのならば。いや、そもそも今見えているもの以外に見ることのできるものがないのだから、裏表という概念をもっていることがおかしいのかもしれない。

それでも私は、自分に見えていない、裏が存在するのだと信じてやまない。私は裏を探したいのだ。まずは自分の力で無理やりに向こう側を見ようとしてみた。しかしそれはかなわないとすぐにわかった。次は人に「裏というものがあるのではないか」「裏を見せてはくれないか」と質問をしてみた。すると「そんなものはないよバカじゃないの」と軽くあしらわれたり、「あったとして見せられるわけがないだろう」と厳かに叱られたりするばかりであった。最終的には金や暴力で強請るようなことも考えたが、さすがに私の良心がそれを止めた。

かなりの時間をかけて裏を追い求めたが、私はついぞそれを見つけるに至らなかった。でも、このまま見つからないで終わっても良いのではないか?これまで生きてきて、裏を意識することはあれど、裏を知らなくても特段困ることなく生活することはできたではないか。

裏は、今まで通り、見えないままでも、いいのかも、しれない。

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ボーイズ・ラヴ https://anqou.net/poc/2017/12/20/post-573/ https://anqou.net/poc/2017/12/20/post-573/#comments Wed, 20 Dec 2017 12:00:28 +0000 https://anqou.net/poc/?p=573 この投稿は「カオスの坩堝 Advent Calendar 2017」の20日目の記事です。

 

読まれた方もいらっしゃるとは思いますが、僕は前回の投稿で自分の百合についての思いを述べました。そこで、百合を語っておいてボーイズ・ラヴ、いわゆるBLというやつについて話さないのもどうかと思ったのでこれを書いている次第です。とは言ったものの、僕はふだんから好き好んでBL作品を読んでいるわけでもありませんから、僕の想像で書いてしまう部分もあることをご容赦ください。

 

僕のBL作品へのスタンスとしては、性行為の表現がなく、かつストーリーが良いものであれば読まないこともない、といった具合です。おそらく僕がちゃんと読んだことのある作品はせいぜい2,3でしょう。ただ、BL 作品とはおもしろいもので、やはり女性作家が多いからかストーリー構成が少女漫画チックなものが多いように思われます。だからこそ男性でも読みやすいものは多いと思います。ちなみに百合作品はどうかというと、こちらは男性作家も女性作家もそこそこの数がいます。男性の場合にはやはりなんとなく少年漫画チックなものが多いのですが(BL作品ほど顕著ではありませんが)、女性の場合が面白くて少女漫画とも少年漫画ともとれない第三の道をいくものが多いように思われます。百合の話をしていると際限なく語ってしまいそうなので、BLの方へと話を戻しましょう。さて、先ほどBL作品は少女漫画チックなものが多いと書きましたが、これは賛同を得られる方が多いのではないでしょうか。同性愛を扱う作品ではネコとタチ、わかりやすく言えば受けと攻めは割と重要であったりします。僕のように百合を愛する人からすれば受け攻めが入れ替わることに抵抗をもつ人は少ないと思います。しかし、BLを愛する女性たち、腐女子たちの間では日夜受け攻め論争が交わされているそうです。彼女らの中では、誰が受けで誰が攻めだということが確立されているのでしょう。そしてそれが少女漫画のような展開を生み出すファクターとなっているように思われます。

 

ところで、今でこそBL作品は女性がその客層のメインとなっているようですが、もともとは男性が好むものであったとどこかで見たことがあります。これはしかし考えてみれば当然のことかもしれません。男女の恋愛物語は、男女の恋愛に興味のある人たちが楽しんでいるのだから、男の同性愛を扱う作品もやはり男の同性愛に興味のある人たちが、つまりそういう男性たちが楽しんでいたとしてもそれほどおかしなことはないでしょう。なにせ戦国武将の中には男色を好む者も多数いたそうですし。そしてこれは百合についても同様でしょう。

 

こうして百合とBLについて話してきたわけですが、昨今同性愛を認める流れがなくはないというような世の中にはなってきたものの、やはりそれらを扱う作品を殊更に好く人というのは少し異質なだとされているようにも思われます。自分の知らない領域というのはそれだけで怖いと感じる理由になりえますから仕方のないことかもしれませんが。しかし、ネットなどを見ていると百合好きな人たちよりも腐女子の方が危険視(?)されているようです。これはどうしてでしょうか。

僕は、これは腐女子の特性にあるのではないかと考えています。彼女らの想像力はすさまじいものです。これは比較的有名な話ですが、たとえば、あなたは床と天井を見て何を感じ取るでしょうか。多くの人は、感じ取るものなどないしただそこに床と天井があるだけだ、と思うでしょう。僕もそうです。しかし彼女らは、24時間見つめあう関係でありながら決して近づくことのできない床と天井にあはれを感じるのだそうです。もちろん全員が全員そのような人たちではないでしょうが、ついてしまったイメージというのはなかなか払拭されるものではないでしょう。これを織姫と彦星の話だと思えばロマンチックにもなるのでしょうが、この腐女子の脅威の想像力、妄想力が他者から敬遠される理由なのかもしれません。ただ、僕はそういう妄想は面白いと思うので腐女子の友だちがほしいと考えているのですが、身近で腐女子と会えることもないので難しいですね。

 

さて、取り留めのない話になってしまってオチも思いつかないのですが、今回は前のようにオススメのBL作品などもないので作品紹介をしてうやむやにすることもできません。しかしまあ、僕の文章を読んで百合やBLへの抵抗が弱くなって手を出してみようと思う人がいるならば喜ばしいことですね。ジャンルで好き嫌いを分けていては本当に素晴らしい作品との出会いをなくしてしまうことになるでしょうから。

 

この記事は「カオスの坩堝 Advent Calendar 2017」の20日目の記事でした。ばーたーが担当しました。21日目はイオ担当の予定です。

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https://anqou.net/poc/2017/12/20/post-573/feed/ 1
lily blossom https://anqou.net/poc/2017/12/07/lily-blossom/ https://anqou.net/poc/2017/12/07/lily-blossom/#comments Thu, 07 Dec 2017 11:58:13 +0000 https://anqou.net/poc/?p=200 ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。属名の Lilium はラテン語でユリの意。(Wikipedia参照)

なんつって。

百合(ゆり)とは、神が人類に与えたもうた至高にして究極の愛の形。それはつまり普遍の真理であり、生命あるもの全てが目指すべき不変の未来である。神の暖かな優しさに満ち溢れた百合は、その愛を育むものたちだけでなく、単なる傍観者にさえ無上の幸福と安らぎをもたらす。漢字一文字で書くと「𠷡」。(アンサイクロペディア参照)

百合は良い。女の子同士特有の柔らかさと鋭さとを併せ持つ百合はアンサイクロペディアにも書かれている通り究極の愛の形である。バカみたいにも思えるが、アンサイクロペディアの文章は我々百合豚の気持ちを漏れなく言い表しているようである。

ところで、これは高校同期の数人には話したことではあるが、百合豚なら百合とレズという言葉の違いについて考えたことはなかろうか。

百合とレズ。これを聞くと大差はないように思う。実際、ふだん生活するうえではその違いなど考えることもないだろう。きっと女性同士での同性愛を表す単語だと言う人が多いと思う。
しかし、我々百合豚にとってはこの二者には大きな違いがある。百合を楽しみたい百合豚からすれば、百合とレズとを確実に分けておかねばならない。今回はこの違いについて話そう。

違いといっても、両者に確実な定義があるわけでもない。これは百合豚個人個人によって変わるものなのだ。ある者はキスをしてしまったらレズだと言い、またある者は性行為がなければ百合だと言う。なるほど確かに肉体的な干渉を境に百合とレズとを分けるのはわからなくもない。ただ、私の考える百合とレズの境は”お互いを心の底から思い合っているかどうか”に尽きる。つまるところ愛あるセックスならば百合ということだ。

昨今、百合を扱う作品は商業誌にせよ同人誌にせよたくさんある。たくさんあるが故に、僕にとってのレズ作品が百合ジャンルに紛れてきてしまう。それは特に同人誌において多発する。同人誌というとやはり「薄い本」というだけあって展開が早いものが多いのだ。キャラ同士の心情描写もそこそこに2人に性行為をさせるものは少なくない。しかし我々百合豚は性行為をメインに見たいのではない、百合が見たいのだ。性行為ばかりを主とする作品は、もはや百合ではない。作者はきっと女性の身体が好きなだけなのだ。男女の性行為から男を排除したいだけに過ぎないのだ。

ここまでくればなんとなくは私の言う百合とレズの境をわかってもらえるかと思う。私は女の子同士の深い愛情を見たいのだ。女の子ならではのいざこざやもつれを見たいのだ。語彙を失ってしまうような「ああ、この百合は良い……」と思えるような百合を見たいのだ。そしてその延長としての性行為ならばそれは百合なのだ。

とまあ、気持ち悪い文章になってしまったが、こんなことを考えているのは少数だと思うのでこれを読んで百合作品を敬遠しないでほしい。百合は普遍的に良いものであり我々の生活に癒しと光をもたらしてくれるものだ。
最後ではあるが、私はみんなに良い百合作品を読んでもらいたい。そこで、今まで読んできた中でおすすめの作品を紹介して締めとしよう。

まずは、『やがて君になる』。”好き”を知らない少女と”好き”を拒む少女との恋愛とも言いがたいなにかを描いた作品。ヒロインからでさえも好きを拒む少女がしかしヒロインには好きを伝え、好きを知らないヒロインが好きを知っていってしまうもどかしさを楽しんでほしい。

もう一つは『2DK、Gペン、目覚まし時計。』。社会人百合。尊い。コメディー、シリアス、百合要素のバランスが抜群。百合作品を読んだことがない人でもとっつきやすい作品である。

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