自分流好きな酒TOP10

春分も過ぎ、七十二候で言う桜始開の文字以上に京都の桜も咲いてきましたが、桜と言えば花見ということで、みなさんお酒は好きですか?僕は好きです。具体的には日本酒とビールが大好きです。

お酒って色んな種類があって、それ以上に人の好みは様々で、だからこそ楽しいんですよねきっと。自分の場合は日本酒は基本的には甘口が、ビールは辛口だったり渋みのあるのとかが特に好きですね、そこまで種類飲んだこと無いけど。

つまり何が言いたいかというと、タイトル通り今まで飲んだ中で自分が好きだと感じた酒を順に紹介するだけです。ワインやウィスキー等の洋酒は基本肌に合わないので入っていませんが悪しからず。

第10位 マグナムドライ 本辛口

第10位はサントリーのマグナムドライ 本辛口です。これは近くのスーパーでずっと売ってて、アサヒの銀色のやつとかより断然安くてよく買っていたやつですね。名前通り辛口のビールで、から揚げや餃子を食べるときはいつも飲んでいました。少し前にスーパーから消え、リカマンでも見当たらなかったので最近ご無沙汰しています。どこかで見かけたら教えてください。無いならアマゾンで箱買いします。

第F位 とろこく♥桃姫

10進法でいう第15位は、和歌山は中田食品の梅酒、とろこく♥桃姫です。桃果汁が十二分に入れられておりとても濃厚な桃を味わえるため、昔は梅酒好きの友人とリカマンでよく買って飲んでいました。おそらく人生で最初にジャケ買いした酒で、その後ハマったうちの1つですね。この後もこのパターンの酒が2,3本出てきます。

第E位 Corona Extra

このご時世で言うのもアレですが自分はコロナビールがとても好きで、今も家の冷蔵庫に少しキープしています。とはいえ初めて飲んだのはつい最近の事、11/9,10に開催されたTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!で連番者の高校同期と「ナ太郎声付いたしブラジル料理でも食べるか」と言いながら入った店で存在を知りました。コロナはメキシコのビールですが、南米の謎の郷土料理やハンバガとよく合っておりすぐに好きになりました。特に店で買ったときは画像のようにライムを瓶の上に刺して出されるため、それを入れて飲むと酸味と少しの渋みが合わさり、格別の味へと昇華します。ライム、リカマンとかその辺で売っていたら教えてください。

第D位 桃の滴

第13位は京都は伏見の特別純米酒、松本酒造の桃の滴です。お察しの通りジャケ買い酒ですが、記憶が正しければ比較的飲みやすく味わいもあって、食中酒としてよくハマる日本酒でした。近くのリカマンで売ってたんでまた気軽に買いに行きたいですね。京都に住んでしばらく経ちますが実は未だに伏見の酒蔵に行ったことが無いため、もし行く予定があれば気軽に声をかけてください、特に酒蔵開きのタイミングで。

第C位 reijin ロゼ・スパーク

第12位は長野は諏訪の酒蔵、麗人酒造のreijinです。日本酒ではあまり見ないスパークルで、ピンク色を天然由来の成分からだしているそうです。その色合いと日本酒度-50というインフレした甘さ、そして低いアルコール度等から女性向きとも言われていますが、甘い口当たりと炭酸の刺激を日本酒の風味で包んだ味わいは大変美味で男女問わずおすすめできます。諏訪は諏訪五蔵と呼ばれる5つの酒蔵が密集しており、また試飲等も気軽に勧めてくれる蔵が多いため、是非一度行ってみてほしい場所です。

第B位 老松酒造 黒鬼

第11位は大分の酒蔵、老松酒造の黒鬼です。2日前に大分の居酒屋で飲んだ地酒で、とり天や椎茸との相性が抜群の楽しいお酒でした。地酒の一番の楽しみ方はその地域の名産品と食べることだという思想をしているので、その想い出補正も踏まえてこの順位です。とはいえ実際キレのある辛口で食中酒として完璧なので、また機会があれば飲んでみたいですね。

第A位 奥飛騨 純米吟醸 無濾過

第10位は岐阜は飛騨の酒蔵、奥飛騨酒造の奥飛騨 純米吟醸 無濾過です。どうして後置修飾子がこんなに付いているかというと、基本的に店名と同じ銘柄の酒は色々な種類があるというのと、奥飛騨はこれ1本しか飲んだことが無いからなんで、多分純米大吟醸とかの方が美味しいと思います高いけど。1年以上前に飲んだっきりなので記憶が曖昧ですが、ふくよかでどっしりした味わいと香りが楽しめる、辛口よりの酒だったと思います。カタログスペック見た感じアルコール度も17.5%と日本酒にしては比較的高いので飲みごたえのあるヘビー級日本酒ですね。思い返すと飲みたくなってきたのでそのうちリカマンで買ってきます。

第9位 duvel

第9位はベルギービールで(詳しくないから知らんけど多分)一番有名なゴールデンエール、duvelです。デュベルって読むらしいです。歴史とか意味合いとか見ても面白いと思うんでググってください。これはリカマンでフラッと買った酒なんですが、買った動機としてはとある先輩に「ラガービールもいいけどエールビールも美味しいよ」と教えてもらったからですね。最初グラスに注いだ時に泡がいつまでも消えなくて形を保っていて、これが外国のビール……!ってなった記憶があります。味は、なんというか飲みごたえのあるビールで……上手く説明できないので詳細は自分で飲んで確かめてみてください。調べたら温度によって味わいが変わるって書いてるしいつか色々試してみたいですね。

第8位 カネナカ

第8位は山口は中島屋酒造場の純米酒、カネナカです。日本酒度+6と比較的高いのですがそれを感じさせないくらい深い味わいを楽しめる酒で、鍋や煮付けとかと合わせて飲んでいました。とにかく飲んでいて楽しいお酒で、また飲みたいとすぐに思える酒でした。アマゾンで調べたら送料かかる商品しかないためしばらくは買わないと思いますが。
ちなみにこのカネナカと第2位に紹介する日本酒はsaketakuというサービスで届いたものです。自分は月2本を12ヵ月頼んでランクインしたのがその内2つなので、まぁお金に余裕があるなら是非試すと楽しいサービスですね。お酒以外に色々付いてくるので損はしないと思いますよ。

第7位 京千歳 純米酒

第7位は京都は松井酒造の酒、京千歳 純米酒です。こちらも純米吟醸や大吟醸もあるのですが、純米酒しか飲んだことが無いのでこれを紹介します。どちらかといえば甘口の酒で、ふわっとした甘さを感じれる自分好みの酒でした。実は8位のカネナカとどちらが上かひたすら悩んで飲み比べたのですが、決め手は自分が甘口好きなことなので、辛口の味わいも欲しいという人ならカネナカの方が美味しく頂けるかもしれません、知らんけど。個人的な話ですがこの酒造が徒歩5分の場所にあるのを知って気が向いたら気軽に行ってみようという気分になってます。

第6位 君が袖振る流氷浪漫

第6位は北海道は網走の地酒、君が袖振る流氷浪漫です。この日本酒は高校同期と網走に旅行した時にジャケ買いしたもので、飲みやすく味わい深く、飲み込んだ後の残滓と余韻がひたすらに幸せな日本酒でした。網走の地酒と言いましたが、実はこれを昔作っていた酒造は潰れており、少し前に地元民の要望?でこの日本酒をまた作ろうとした結果、現在は網走のわき水を汲み道央の金滴酒造というところで作り、網走市内でのみ販売されているそうです。なんというかネット上での情報が著しく少ない日本酒で、正確な商品名は「君が袖振る」だとか、地元の人は「君が袖」と呼んでいるとかよく分からないので、確かな情報を知っている人は教えてください。あと網走に行く用事のある人は倍額出すので是非4合瓶2,3本買ってきてくださいお願いします。

第5位 金陵 特別本醸造

第5位は香川は金陵酒造の日本酒、金陵 特別本醸造です。金陵は一応吟醸と純米酒も飲んだことがあるのですが特別本醸造の味わいが一番好きで、これが人生で初めて”別格”だと思った日本酒ですね。冷やで良し燗はなお良しな酒で、口の中に広がる幸せ成分をダシの染みた料理と噛み締めるのが最高に気分のいい酒です。よくある日本酒の上位互換のようなものだと思っているので、特に好みがわからない人に一番おすすめしたいです。にしてはだいぶ甘口寄りかも。

第4位 〆

第4位は諏訪は横笛の本醸造酒、〆(けじめ)です。圧倒的な名前のかっこよさにより入店2分でジャケ買いした日本酒で、画像の通り超辛口とか書かれていたらそりゃ気になって買っちゃうよね。カタログスペックの日本酒度+9の通り最高に辛口で透き通るような切れ味を持っており、喉を貫いた後に残る旨味を感じながら酒が回るのを楽しむのが好きです。お察しかと思いますが自分は諏訪の酒に完全にドハマりしているので山梨へ行くついでにでもご一緒しませんか?諏訪五蔵巡って片倉館の千人風呂浸かって立石公園で諏訪湖に映る夕日眺めつつワカサギの甘露煮肴に〆で優勝しようや……

第3位 黒櫻井

第3位は鹿児島の焼酎、櫻井酒造の黒櫻井です。言うまでもなく一升瓶でジャケ買いしました、はい。一般に日本酒は北の方が、焼酎は南の方が美味いという至極雑な評価基準があるんですが、日本で指折りの南方にある櫻井酒造の焼酎は本当に甘く豊かな香りを感じれて美味しかったです。他に紅櫻井と造り酒屋櫻井を飲んだことがあり、それぞれ違った風味で楽しめるのですが、黒櫻井の風味が最も性に合っていました。紅櫻井はさつま芋の風味がし、造り酒造櫻井は比較的飲みやすいのですが、想い出補正かもしれませんが黒櫻井が一番香りが華やかで腑に落ちる味のように感じます。まぁ全部アマゾンで適当に頼んだものなんで、保存状態や期間で違ってる気もしますが、とにかく黒櫻井が今まで飲んだ焼酎の中で最も好きだよ、ちゃま。

第2位 仙臺紅屋長九郎 大吟醸原酒

第2位は岩手は岩手誉の日本酒、仙臺紅屋長九郎(せんだいべにやちょうくろう) 大吟醸原酒です。名前の圧がヤバすぎて飲む前から美味いお酒って素敵ですよね。黒櫻井で少し話した通り雑な評価基準として北(というか寒い地域)の方が日本酒は美味しいとされているため、期待が無限に高まります。こちらが前述のsaketakuの酒で、第7回目ということで入手困難な幻の日本酒として届いたものです。精米歩合40%の大吟醸でさらに原酒ということでまぁ震えるよね。ちなみに公式サイト見た感じ仙臺紅屋長九郎って純米生貯蔵と大吟醸生原酒があるっぽいけど大吟醸原酒は見当たらないんで君が袖よろしく地元でしか手に入らないはずの物なんですかね(にしては大吟醸生原酒の方が多分美味しい気もするけど)、誰か詳細をご存じの方は教えてください。
さて長々と飲まずにわかることを書き連ねてで、実際味は?って思っていたと思うんですが、上品な味わいでひたすら美味かったということ以外覚えていないんで、実際に飲んでみて下さい。あと買ったら僕にも飲ませてくださいお願いします。

第1位 翠露 純米大吟醸 無濾過原酒 生詰 磨き39

栄光の第1位はやっぱり諏訪の酒、舞姫の翠露 純米大吟醸 無濾過原酒 生詰 磨き39です。順に説明すると、純米大吟醸ということで米(このお酒の場合は山田錦)を50%以上(というか書いてある通り39%残るまで)磨き、それと米麹と水だけで醸造し、雑味等を取り除く操作である濾過を行わず、アルコール調整のための加水をほとんどせず、貯蔵前の1度しか火入れをしていないお酒ということです、なるほどわからん。
それで味なんですが、滑らかな口溶け、ストンと喉を通るやさしく感触、常に感じる誇り高い香り、そして癖無く飲みやすい一方舌にねっとり纏わりつく旨味、自分の思う甘口の日本酒の完成形だと思っています。通販でも買えるんですが冷蔵必須なのもあって高いんで、また諏訪に寄れる用事ができたときにでも買いたいですね。

 

以上、自分の好きな酒TOP10を発表しました。最初は本当に10種類だけ選ぶつもりだったんですけどね、気づいたら増えちゃったよね。とりあえず総評としては、日本酒に関しては奥飛騨や金陵、京千歳などがおすすめで、富豪の方は翠露とか仙臺紅屋長九郎を僕に買ってくださいって感じですね、櫻井は自分で買うので。桃の滴やduvel、奥飛騨はリカマンで基本売っているので(奥飛騨は時期にもよるかも)、気軽にちょっと高い酒を飲みたいならその辺りがおすすめです。

最後になりますが、皆さんはどんなお酒が好きですか?せっかくですし銘柄だけでも是非コメントしていってください。

コメント

  1. START より:

    最近飲んだワインだと、シャトー・ダングレス グランヴァン・ルージュ 2016(Chateau d’Angles Grand Vin Rouge 2016)が美味しかったです。開けた瞬間から香る果実、スパイスの風味、滑らかな舌触りが印象的。あとは、シャトー・ギロー 2009(Chateau Guiraud 2009)という貴腐ワイン。まず貴腐ワインが人生初めてだったけれど、甘露としか言いようのない舌へ浸透するような甘みと濃密な香りでひっくり返りました。
    日本酒にまるで詳しくないのですが、楽しく読みました。焼酎って飲んだことないんですけどどう飲むのが正解なんですかね(蒸留酒を上手に飲めない)

    • feele より:

      自分も焼酎はあまり得意じゃないんですが、香りを楽しむと割り切るならお湯割りでアルコール感を薄めるとちょうど香りも立ちやすくなり美味しく頂ける気がします。せっかく蒸留したアルコール感も楽しむならストレートやロックの方がいいんですが、まぁキツいので……

    • START より:

      キツいですよね。かといって、私の場合割ってしまうと途端に薄いと感じてしまう(飲んだ酒の種類にも依りそう)ので、自分の舌の落としどころが掴めない感じ。