黙示録 2018/8/16 雑文 1 イオ その日、一つの世界が終わった。 神は人類の傍若無人なまでの数々の行いに遂に痺れを切らし地上から人類を一掃することにしたようだ。 事前に予告されていたことではあったが、一部の人間以外その日まで気にする素振りはなかった。 皆なんとかなるだろう、と楽観的に考えていた。 どうせ神の気まぐれだろう。数日もすれば考えを改めるはず。 そう公言することを厭わないものさえいた。 しかし現実はそうはならな...