はい皆さん初めての人ははじめまして、そうでないひとはおはこんばちは。管理者の艮鮟鱇です。この度はこのよくわからない「カオスの坩堝」にお越しいただきありがとうございます。どうぞごゆっくりとお楽しみください。
あ、ちなみに「坩堝」は「るつぼ」と読みます。人種の坩堝とか、そういうやつですね。それから私のハンドルネーム「艮鮟鱇」は「うしとらあんこう」と読んでください。本名のアナグラムになっているので、暇な方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
さてこんなところで挨拶を終わってもいいのですが、なんというかそれだと物寂しいので、少しだけ、ほんの少しだけ、これまでの変遷というか、「カオスの坩堝」ができるに至ったきっかけみたいなものを書いてみたいなと思います。こう、歳を重ねていきますとですね、どうにも昔のことが懐かしく思い出されて、えぇ、年配の方々の話が長いというのはよくある話ですけれども、私もそこに片足を突っ込んでみようかと、まぁ、そういうことですね。
時は平成ええと西暦2015年、鉄のザル――昔の私のハンドルネームです――のサーバーにおいて旧の「融合不定記」というブロクが開始されました。ちょっと変わった名前ですよね。これについて私が編集を担当した『融合不定記』(タクシャカ他、UEK出版、2017)に次のように書いてあります。
旧融合不定記以前、初代Zaru Serverには、鉄のザルのブログと言うべきウェブサイトが存在した。名を「月記」という。もちろんこの名は「日記」からもじったもので、(中略)これらのウェブサイトはしばらくの間盛況だったが、時間が経つとやはり更新間隔の長期化が目立つようになった。そこで、著者を増やせば更新も頻繁になるのではないかというゾウリムシ並みの鉄のザルの発想により、旧の「融合不定記」、すなわち複数の著者による(=融合)更新間隔を特に定めないブログ(=不定記)が開設された。
さて、旧の「融合不定記」は2015年の末頃に自然消滅します。その後、2016年の4月にできたのが新「融合不定記」です。ここでは、11人もの著者が小説・評論などを投稿しました。詳しい内容は先の書籍に譲りますが、これもまた2017年の3月に終わりを迎えました。「カオスの坩堝」はこれらの流れを汲むサイトとなります。
今回「カオスの坩堝」を立ち上げるきっかけとなったAdvent Calendarは、新「融合不定記」で初めて行われました。 Advent Calendarとは本来「クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーで(中略)アドベントの期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダー」のことを指しますが(Wikipediaより)、プログラマー界隈では、12月1日から25日まで各人が持ちまわりで単一テーマについて記事投稿を行うというイベントをさします。これのために人を集める「Adventar」(https://adventar.org/)などといったサイトもあるほど人気で、大変おもしろいものです。
ただ、今回ここで行うものには特に決まったテーマはありません。著者各々が好きなことを書く場となっています ――ただし読者に高度な前提知識を要求するものはダメということにしました。これ実は結構曖昧というか捉え方が難しいルールだと思いますが、まあその解釈も含めて読者はもちろん著者にも楽しんでいただこうと、そういうことです。
さてさて、まあ御託はこの程度にしまして、Advent Calendarの成功と「カオスの坩堝」のますますの発展を願って、この辺りで筆を置くことにしたいと思います。筆じゃなくてキーボードだけど。
コメント
今更なのだが全員のものにコメントを残すべきものだったのだろうか