2時間弱だけマストドンやってみた感想書き下し文

※真面目な内容や分かり易い体系的な感想を求めている方は別の記事をお勧めします。Advent~人生の転機~などはとても人間味にあふれた情緒ある内容でおすすめです。

始まりは唐突


情報の姫がマストドン始めた。。。

これは囲うしかない!!!

囲えた!やった!

とまあこんな感じで勢いだけで始めたんですが、実はマストドンそのものにはちょっと前から興味がありましてですね。

  1. (京大生の)凍結騒ぎ
    あの時にTwitterクソというお客様精神満杯のツイートをたくさん見たので代替品としてのマストドンはちょっと興味あった。なお誰も移行しなかった模様。まあ京大生あんまりリーダーシップ性のある人いないからね。
  2. 鮟鱇がなんかやってる
    mikutterなるものを使ってる鮟鱇がなんか楽しそうに語ってるのでほーんと思ってた気がするようなしないような。やっぱりしないな。
  3. 絵師さんがマストドンにいっぱいいる
    自分は後になって知ったのですが、どうも凍結騒ぎは京大生に広がる前に絵師さんらへんに起こったそうで、ツイッターからマストドンに移った絵師さんも多いとかどうとか。

その他色々なところで名前は聞くので興味はあったもののマストドンのことよく知らない、なおかつ周りにやってる人いない。じゃあやらなくていいかとマストドンに手を出すことは無かったんですが、上記のことがあって突発的に始めたわけですよはい。

さて導入はこのぐらいにして、まずはマストドンとは、というところから見てみましょう。
参照

次に、私がこのインスタンス(friends.nico)に決めた理由も説明しましょう。


姫のご希望なら仕方あるまい。

さて、それでは本題のマストドンを実際に始めてみてどうかということですが、初めてしばらくするとなんやかんやあって10人前後のffができたのでホームタイムライン(TwitterでいうTLのこと)はそれなりに華やかですが、初めてすぐはホームは何も流れませんでした。しかしそれでも十分楽しめます。なぜならマストドンにはローカルタイムラインと連合タイムラインがあるからです。(上記参照)
こういったローカルタイムラインや連合タイムラインは、見てるだけで時間が溶けます。それはツイッターよりも虚無な時間と言っていいほどだと自分は感じました。そう分かってはいるものの、流れるものと止まっているものが並んでいると流れるものを見てしまうのが人間の性、気づけばローカルタイムラインを眺めている金髪幼女になっていました。もちろんローカルタイムラインや連合タイムライン、更にはホームタイムラインさえ表示しないようにすることは簡単にできます。それでもツイッターなどと違うマストドンを使うならば、ローカルタイムラインで見知らぬ他者たちと、目まぐるしく変遷する話題に対しコメントし合うのも一興ではないでしょうか。
マストドンは、機能としてはツイッターに似たものが多いです。画像トゥートはもちろん、非公開トゥートやDMなどもすることができ、アンケートをとることもできます。Twitterから人が移行しても大きな不満なく受け入れられる器はできているように感じました。また、ツイッターに無い機能も沢山あります。代表的なものは、やはり上記のローカルタイムライン、連合タイムラインなどです。ツイッターでTLが流れないからと言ってフォロワーを増やす人がいますが、マストドンならばそんなことせずとも常に流れるTLを用意することができるのです。

その他個人的に感じたこととして、マストドンにはツイッターにない文化があるということです。特に目立って感じたのは、文化圏の明確性でしょうか。ツイッターには所謂界隈などで暗示的にメンバーの層が分けられています。例えば絵師界隈なら絵師さんや絵に興味のある人が集まります。政治的な人たちはそうした界隈に集まります。しかしそれらの区切りはあやふやで、住み分けができず衝突が起きることも多々あります。一方マストドンには様々なインスタンスがあり、自分の居心地にあったインスタンスを選ぶことができます。例えば鮟鱇のようにエッチい画像が流れてほしい人はpawoo.netのインスタンスにアカウントを作ればいいですし、私のように健全で大した不穏のないTLが見たい人はfriends.nicoのインスタンスに入ればいいでしょう。そしてマストドンの優れているところは、望むならば外のインスタンスのTLを眺めることができるということです。ただ住み分けがあるだけではなく、他の文化圏の様子を眺め、知ることができる。ツイッターがグローバル的なSNS、スラックをブロック的なSNSの象徴ととらえるならば、マストドンはブロック的でありつつもブロック間での繋がりを保つことができるSNSと言えるのではないでしょうか。
具体例として、自分の入ったインスタンスに関する雰囲気や文化を表してみると、ゆるふわです。エッチい画像も流れてこない(深夜に流れてきてたけど気づいたら消えてた)、他人の悪口や中傷、攻撃的な発言もほとんどない、新規さんにはツイッターで言うツイッタラーのような人が優しく接してくれる(当時はローカルタイムラインを見てないのでわからなかったけど同時期に始めた人のトゥートを見る限りでは色々空リプを送ってくれてたらしい)など、まさに優しい世界と言えるでしょう。
これは個人的見解ですが、このインスタンスはニコニコ動画のインスタンスなのでそういった文化に染まった人がたくさん来るのですが、キッズはマストドンをよく知らない、過激な人はみんな別のSNSをやるなどして、どちらでもない人がこのインスタンスに参加し残ったのではないでしょうか。こうした選別により居心地の良い文化が形成されたのではないかと考察します。また、この足切りは昔の2chに似た何かを感じ、そういった点でもこの文化は残すべきだと思いました。2chほとんど見たことないけど。
ともかく、そうしてできた緩い文化がこのインスタンスにはあるように思います。この雰囲気を分かり易く伝えるなら、ニコ生のコメント感でしょうか。もちろんインスタンス内には生主のような存在はいませんが、ローカルタイムラインでは共通の話題に対し緩く話していったり、緩く統一された価値観やモラルがあったりして、馴染みさえすればまったりできるという点ではこれが一番表しやすいように個人的には思います。

さて、結論ですが、あくまでこういったインスタンスは同じ思想や価値観を持った人が集まるチャット的な空間であり、少なくともこのインスタンスに関しては、身内で乗り込むのは恐れ多い場所なのではないか、というのが私の個人的な意見です。前述のように、インスタンスにはブロック的な文化があるように感じます。このブロックに私たち移民が大量に押し寄せ、自分たちの文化を広めていくというのは私の価値観ではあまり良くないことです(荒れ防止のために予防線を張りますが、現在のリアルな方の移民問題に関する意見ではありません)。郷に入っては郷に従え、桃源郷は慎ましく生活する人々のものであって、そこに土足で入り込むことは控えるべきなのです。

まあなんにせよ、マストドンは想像以上に面白いものです。皆さんも食わず嫌いせず一度試してみてはどうでしょうか。ただし、現時点ではアカウントを削除する機能がないということだけは注意しなければなりません。始めるなら捨てアドでやる方が無難かもしれませんね。

コメント

  1. Nemo より:

    この記事ニコりたい

  2. nininga より:

    おひさしぶりです

    絵師様そんなに移行してる?
    結局なんやかんやtwitterにいる感じがする

    • feele より:

      Pawooの方は見てないしぶっちゃけマストドンもうやってないからわからぬ