「危ないわハリー! ヒッポグリフから離れて!」
ハーマイオニー・グレンジャーがそう叫んだので、慌ててポッターはヒッポグリフから離れた。ヒッポグリフは突然甲高く鳴き声を上げたかと思うと、今までポッターが居た辺りに向かってむちゃくちゃに蹴りを入れた。
「おっどろいた。ハグリッド、ヒッポグリフの様子が変だよ」
ロン・ウィーズリーがそう言ったのに、グレンジャーが答える。
「見て、目の色が変でしょう。かわいそうに、きっと何か見え方が変になるような魔法をかけられたのよ。ヒッポグリフにはちゃんと目を合わせてあげないといけないのに」
僕はこっそりその場を離れることにした。失敗だ。折角あのケダモノの目が見えなくなるようにしてやったのに、グレンジャーの奴が台無しにしやがった。穢れた血め、いつも僕の邪魔をしやがって。いつか後悔させてやる。
ドラコ・マルフォイ
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