私事ではありますが、先日遂にテレビを購入しました。SHARPのAQUOSにしたのですが、最近世界の亀山モデルが生産終了したとのことで、私の兼ねてからの憧れであったあのラベルはありません。 私の知らないところで日本のブランドが消滅していくのはいささか寂しい限りではありますが、それを気にさせないほどのクオリティ。美しい映像…。良い買い物をしました。
まあ、お金を出してくれたのは父なのですがね。感謝。
さて、日本の放送社といえばNHKです。今年は受信料問題で何かと話題になりました。ワンセグに関する判決も今までとは異なる形となり、「スマホを買っただけなのに」受信料をせびられるようになりました。iPhone主義の私にはワンセグ機能など無縁であったので、我関せずで通してきたのですが、今回は本丸のテレビ購入。これは流石に言い逃れできない…。
いや、まだ手があるはずだ!
NHKを見なければいい!
これを閃いたときの私は、さぞ素晴らしいドヤ顔をしていたことでしょう。マックで深いことを言って拍手喝采されたJKのような気分でした。これなら勝つる! 意気揚々とテレビにアンテナ線を繋ぎ、スイッチオン!
初めて映った番組はNHKスペシャルでした。
そりゃそうです。彼らは最強の1チャンネル保持者、番組選択権のない我々人間には、NHKを避け続けることは不可能だったのです。というか、そもそもあれは視聴料ではなく受信料なので、受信拒否でもしない限り払わざるを得ないといえばそれまでなのですが。
こうなってしまえば、無料の民放など見ていられません。NHKを骨の髄まで見尽くして元を取る策に出ました。
—数時間後—
実際面白い(小並感)。
イッテQで金持ち軍団と呼ばれるだけのことはあります。自然科学のドキュメンタリーにあっさりはまりました。これはお金を払う価値があるのでは? なかなか、いや、かなりいいぞNHK。そのまま連続でドキュメンタリーをやるようなので連続視聴。2時間以上溶かしました。
こうなると、なぜ皆がNHKにお金を払いたがらないのかが分からなくなってきました。もしかしたら、無料であるコンテンツが2チャンネルほど先にあるのならば、それと同列に扱ってしまおうとするのかもしれません。
こんなことを考えていたらふと、漫画村やMusic FMのことが頭を掠めました。漫画村の流行によって苦しんできた漫画家のコメントを見ていると、自分の愛したコンテンツが犯罪者に潰されるのを見ているのはひどく苦しいものでした。金を払わなくていいコンテンツなどないのです。
ただNHKの場合は、テレビがあったら問答無用であることが問題であるわけですが。現在、NHKがテレビの付属品であるとの理解がまだ十分に得られていないというのは、私の知らない根深い問題があるようです。事実、受信料が制作費に宛がわれないといった問題は、既に報道されている通りです。
少なくとも私は今回のドキュメンタリーを通じてNHKのことをちょっと好きになったので、受信料を払ってもいいかも、と思っています。皆さんは、どうでしょう?
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NHKをすこれ