フィクション
丹波橋駅のホームの上。 目の前を快速特急が通過する。 ふと思う。 ここで僕が勇気を出したら。 線路に飛び込めたら。 人生に悲観している訳じゃない。 ただ、飛び込む想像をする。 一瞬の激痛。 飛び散る血液、肉片。 ホームに響く悲鳴。 楽しくて想像してるんじゃない。 ただの癖だ。 習慣とも呼べるかもしれ...
Chaos is not kaos.
鍵垢です
丹波橋駅のホームの上。 目の前を快速特急が通過する。 ふと思う。 ここで僕が勇気を出したら。 線路に飛び込めたら。 人生に悲観している訳じゃない。 ただ、飛び込む想像をする。 一瞬の激痛。 飛び散る血液、肉片。 ホームに響く悲鳴。 楽しくて想像してるんじゃない。 ただの癖だ。 習慣とも呼べるかもしれ...
この投稿は「カオスの坩堝 Advent Calender 2017」の27日目の記事です。 京都にこの冬初めての雪が降った朝のことだった。私は大学の1限を休んで下鴨神社へとお参りに来た。普通なら2限に間に合うギリギリまで寝ていたいのだが、今日はちがった。私は自殺の成功祈願にきたのである。 「上手く死ねますように。」 こんなお願いを神様が聞き入れてくれるかどうか...