こいこいをしよう

こいこいができる人はこの記事を読まずに「花札Online」を入れるべき。
そしてぼくとこいこいをしよう

花札ってご存知?
 心当たりがあるのであればおそらくそれ。
こいこい!って叫ぶやつ?サ◯ーウォーズのあれ?まあおおむね正しい。
Wikipedia先生曰く、

花札(はなふだ)は、日本のかるたの一種であり「花かるた」とも呼ばれた。今では一般に花札といえば八八花のことで、一組48枚に、12か月折々の花が4枚ずつに書き込まれている。

これを読めばわかる通り、実は花札とは競技の名前ではなくカルタそのものを指す。
つまり「こいこい!って叫ぶやつ」が持ってるやつ、ってわけ。

花札には12種類の花が描かれ、同じ花の札がそれぞれ4枚ずつある。
 これは大きな特徴の一つだ。
一月の「松」に二月の「梅」、三月の「桜」から十二月の「桐」までさまざまな花が……松と桐は花じゃなくないか?というツッコミは定番ネタだ。ワケは知らない。
48枚の札はさらに4種類の札に分けられる
 5枚しかない札である「光札」。
動物などが描かれた「たね」。
短冊の描かれた「短冊」。
そして花以外何も描かれていない「かす」。
これらの札は「(花の名前)に(特徴)」というような名前で呼ばれることが多い。
私のイチオシは「松に鶴」である。松のすき間に鶴が月を見上げているのが垣間見える。そんな情景を描いた花札屈指の美しい札だ。
(実はこれを題材に改変大会に出そうと思っていたのだが……そのうち供養するかもしれない。)
ここでポイントなのが光札が5枚しかないところ。
1月にかす札が1枚しかない月もあれば3枚ある月があったりと均等には振り分けられていないのだ。

遊び方
 というわけで皆こいこいをしよう
花札を使えば坊主めくりやこいこいはもちろん神経衰弱やババ抜き…は無理だがジジ抜き程度なら遊ぶことができる。
だが今はこいこいだ。
サマ◯ウォーズみたいに「こいこい!」って叫びたいよね?そうだろう。だったらこいこいをしよう
え、サマー◯ォーズを見たことがない?じゃあなおのことこいこいをしよう。その後に鑑賞会をするんだ。より楽しめるに決まっている。
(私もこいこいを始めてからまだ見ていないのでむしろやろう)
じゃあルールを説明したいと思う。
みなさんは花札の説明の間に心惹かれ既に花札を用意していることだと思うからとりあえず全ての札をシャッフルしてほしい。
そして同じように花札に心惹かれた友人とじゃんけんなりなんなりして先ず親を決める
本格的にやりたければ、お互いに札を引いて札の月が早かった方を親とするのがいい。
そして、山札の横に場の札を8枚と親子それぞれに手札を8枚ずつ配る。
すると左のようになる。

これは凄まじい手札だ…あとで説明する。
まず親が手札から一枚場に札を出す。場に同じ月の札がある場合、それと出した札をペアにして自分の札にできる
そして山札から一枚めくって場に出し、ここでも同じようにできる。そろわなければそのまま場に残る。
それを子も行い、繰り返す。これが基本的なこいこいの手順だ。
一巡すると右のような感じ。
私はいま、「松に鶴」を場に出して「松に赤短」(後で説明するが大事な札)と重ねて取った。
さらに山札から「藤に短冊」が出て「藤にかす」も取ることができた。
これを繰り返して役を作るのがこいこいだ。
役ができた時点で上がるかどうかを選択することができる。
上がらない時にはおまちかね、さあ叫ぼう。
「こいこい!」
こいこいをすると役を重ねることができるが、次に役ができるまで上がることができず相手に役を作られるリスクが生じる。
しかも相手が上がった時に点数が倍になってしまう特典までついたりする。
こいこいしても相手に先にあがられてしまうと自分の役は水の泡だ。注意されたし。
どちらかが上がるか、流れる(お互いの手札がなくなる)と対戦終了だ。
一戦を花札では一月と数え、六か月戦や十二か月戦などの合計で勝敗を決する。
その月の札(一月なら松の札)を4枚集めると役になる「月札」なんていう役があったりする。おしゃれ。

役を作る
 そう、役を作るののが肝心なのだ。その役の説明を忘れていたが…はっきり言って面倒。
こいこいの役は麻雀よりもはるかに少なく覚えるのも容易だが、すべて詳しく説明するのはいくらなんでも冗長に過ぎる。
いくつか大事な役を説明するからそれ以外は調べてほしい。

  • かす・たね・たん
  •  いきなり三種類かよ!と思わないでほしい。3つまとめて一種類。
    かすを10枚、たねを5枚、たんを5枚集めるとそれぞれかす、たね、たんという役になる。それぞれ1文。
    安い役だが出来た後はそれぞれの札を追加するたびに1文加算され、さらに毎回新しい役になる(つまり引くたびに上がるチャンスがある)ので便利な役だ。手札が悪く逃げるときに頑張って集めよう。

  • 赤短・青短
  •  特定の短冊をそれぞれ3枚集めると成立する役。
    10枚ある短冊の中に3枚しかない青い短冊をそろえると青短、残りの7枚の赤い短冊から文字の書かれた3枚の短冊をそろえると赤短となりそれぞれ5文となる。
    「牡丹に青短」「菊に青短」「紅葉に青短」、「松に赤短」「梅に赤短」「桜に赤短」がそれ。
    (赤短は一、二、三月と並んでいるがたまたまか?)
    一見制約が多い役だが、失敗してもたんにつなげたり、短冊とペアで持ってくる札によっては猪鹿蝶(調べて)や三光(後述)などの役に繋げて高得点が狙いやすい。手札が配られたらまず確認しよう。

  • 三光・雨四光・四光・五光
  •  その名の通り光札をそろえる派手な役。それぞれ5、7、8、10文と大きな役だ。
    三光と五光はそのままだが、四光と雨四光はややこしく、十一月の光札「柳に小野道風」を含む場合は雨四光、含まない場合が四光となる。
    四光は一通りしかないため雨四光より点が高い。
    光札が場に見えたらとりあえず回収すると良い。自分が狙わなくても相手に取られたら危険な札だ。
    ここで上の「凄まじい手札」を見てほしい。
    左から、二番目「桐に鳳凰」、三番目「松に鶴」、五番目「芒に月」、七番目「桜に幕」、八番目「柳に小野道風」。。。
    光札が初めからすべてそろっている。こっわ。

他にも、NARUTOなどで有名な猪鹿蝶や余りに理不尽なせいで採用されなかったりする
月見/花見に一杯(月/花に盃)手四くっつきなどの役がある。
調べると面白いと思う。おそらく。

最後に
 長くなってしまった。麻雀を知っている人なら麻雀との類似点が意外とあることに気が付いたかもしれない。
でも言いたかったのは麻雀に似てるとか似てないとかじゃなくてこれだけである。
こいこいをしよう




































ちなみに私は花札を持っていない。

コメント

  1. nininga より:

    こいこいやるならBGAもおすすめですえ

  2. START より:

    こいこいOnlineをやっていらっしゃる!!?!??!??!?
    やりませんか?