よく奈良は古都と言われる。約1,300年前、その地に平城京があったためである。しかしこの言葉が奈良のイメージを誤ったものにしていることは否定できない。「古都」などと聞いてしまうと、どうしても田舎というイメージを持たれてしまうのである。有識者なら皆知っているように、奈良はとんでもない大都会であるというのに。
さて、大都会奈良に田舎めいた印象を植え付けているもう一つの原因として、奈良公園を挙げられるかも知れない。どうしても「奈良公園」などと聞くと「いいねぇ、のどかで」みたいな雰囲気になってしまう。残念な話である。
ところで、「奈良公園」といえば、真っ先に思い浮かぶのが鹿である。奈良公園近辺では当たり前のように見かけるが、他府県や海外から来た観光客にはたいそう人気で、鹿せんべいをあげながら写真を撮る風景がよく見られる。鹿の方も分かっていて、地元の人にはまるで見向きもせず、鹿せんべいを持った観光客に擦り寄っていくのである。「ひとつ、写真を撮らせて上げますから、それ、いただけませんかねぇ」とでも言っているかのようだ。
ふと、よく似た構図を最近見かけたような気がした。テレビなどで連日報道されている贈収賄事件である。あのようなことに国民の血税が使われていると思うと、なんとも嘆かわしい気持ちになる。お偉い方々にはぜひとも、より有意義なことに税金を使っていただきたいものだ。そのためには我々国民が、その使途をキチンと把握しなければならない。
そんな中、つい先日、2019年1月7日以降の日本からの出国に出国税が適用される法案が成立した。なんともいえない気分である。
新税の使途、シカと見定めねば。
参考
京都新聞の記者の文章の下手糞さは異常で、天声人語的な欄で、シカの話をしてると思ったら急に出国税の話をし出して、何が言いたいのかよく分からないまま最後まで読むと「新税の使途、シカと見定めねば。」お前それが書きたかっただけやろふざけんな
— wotto (@wetto1210) 2018年4月17日
https://www.asahi.com/articles/ASL4C54W6L4CULFA01P.html
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