終了1時間前に思い出したので書きます。
というか本当は「自作豚骨ラーメンを作ってみた!」にするつもりだったんです。思い出した。その記事作りのために先週火曜日に近くの精肉店を10軒ほど回ったのですがどこにも豚骨が売っていなくて企画倒れしたのです。どこか良い感じの量の豚骨が売っているところがあったら是非教えてください。お願いします。
……ということでほぼほぼ書きたい内容が終わってしまったのですが、それだと余りにも味気ないので、私が1か月前くらいに考え付いた新しい採点方式についてご説明いたします。その名もマイニング式採点。みなさまはマイニングについてはご存知でしょうか? 仮想通貨のやつです。専門家ではないので正確ではないかもしれませんが、ざっくり言うと、とある難しい問題を解いたら1コインあげますよー。この問題は世界中のコンピュータから参加できますよー。この難しい問題はだいたい10分に1回くらい解かれるように設定されてますよー。これによって通貨の流通量をコントロールできますよー。という感じです。1コインってしょぼいと思われるかもしれませんが例えばbitcoinだと1コイン100万円くらいなので相当なもんです。その分世界中の計算機資源が投入されているので素人のパソコン程度では太刀打ちできませんが。
マイニング式採点とはこれのアナロジーで、例えば学校で生徒が問題を解いたとします。そしてそれを複合機でスキャンして、全世界に公開します。すると参加者はその問題を一斉に採点し始めます。一番先に採点が終わった人にのみ報酬が送られます。
マイニング式採点のメリットはいくつかあります。一つ目はマイニング式ではなくても達成されますが、つまり採点者はいつでも、どこからでも採点が出来るということです。これはつまり採点をするためだけに学校や塾、オフィスに行く必要がなくなります。
二つ目は採点者のモチベーションの増加です。一般的な採点方式だとどうしても途中でだらけてしまい、採点スピードが遅くなってしまいます。その点、マイニング方式だと他の人より早く解かないといけないというモチベーションがあります。
三つめは時給がコントロールできる点です。初めに申し上げた仮想通貨の例と同様、参加している人の数と平均採点時間などから逆算して採点一枚当たりの報酬を定めることで、採点者の平均的な時給をこちら側で設定することができます。これは意図しない時給の高低を回避できます。
さらに、このシステムが採用されると、採点者側でグループが出来ると予想されます。つまり、普通に一人で採点しているだけでは時給が安定しないので、複数人でグループを作り、そのグループとして得られた報酬を山分けします(これは実際の仮想通貨でも行われています)。また、グループを作ることで同じ問題を採点するという状況が回避されます。このグループがどんどん拡大して一つの組織になり、例えば効率化を極めるために難易度や教科により問題を自動的に採点者に割り振ったり、採用テストを厳格化し有能な人間しか組織に所属できないようになるでしょう。そして複数の組織がお互いにしのぎを削り合う理想的な資本主義がマイニング採点方式の下で繰り広げられるでしょう。
いかがでしたか!? 言うまでもなくこの方式には上にあげたメリットをすべて帳消しにするほどの致命的な欠陥だらけなのですが、みなさまはいくつデメリットを挙げることが出来ましたか? もしこの欠点を解決し、マイニング採点方式を実装したよ!という方はぜひお声がけください。著作権料を請求いたします。