書くこともないけれどせっかくなので記念カキコ.
少し前の私のTwitterのオタク垢で深夜テンションで書いた内容なのだが,少年漫画は――正確には,私がほぼ少年漫画しか読まないからそれしかわからないのだが,その内容で明確に2つに分類される.それは「女性を助ける」漫画か,「女性を助けない」漫画だ.
前者は,ゲームで言うとマリオで,何らかの理由で囚われた姫(ピーチ)を勇者(マリオ)が助けるという構図になっている.姫側の「強さ」はまちまちで,完全にか弱かったり,主人公と同じくらい強かったりする.逆に後者は,そのような構図がない.
どうして私が,「女性を助ける」やら「女性を助けない」やらで区切るのか,疑問に思う人もいるかもしれない.私がこの分類を行う理由はたった一つ,それは少年漫画だからである.少年漫画とは,少年に楽しんでもらうための漫画である.そして「強い男性が女性を助ける」という構図は,はるか太古から男性に支持されてきたシナリオだ.さらに,少年漫画の作者には男性が多く,そのことも「女性を助ける」構図を多用する傾向に拍車をかけている.
だからなんだという話ではあるが,要するに性差が明確に現れた事例だなあということである.私は「女性を助ける」漫画も「女性を助けない」漫画も,面白ければそういったことは全く気にしないが,そういった見方を持って少年漫画(と,特にライトノベル)を観察するとなかなか興味深い.逆に,「この漫画は私には合わないなあ…」と感じる方は,もしかしたらこのような分類の片側を嫌う傾向にあるかもしれない.
作品名を出すと叩かれそうなのであいまいな文章になってしまったが,こういった視点を持って作品を観察してみては如何だろうか.